推理小説の話:フォイル刑事の作者について

■Small Talk あるいは語り合い

山中 修さんの投稿 2019年3月29日金曜日

テレビへの興味を全く失った今、当然のことながらテレビなどを見ることは全くない。以前だと別段見たい番組があるわけでもないのに習慣としてテレビのスイッチを入れていたのだが、随分と馬鹿なことをして時間を無駄に使ってしまったと後悔する現在である。

ただ例外もある。それは韓国製のドラマと国営放送がたまに放映しているBBCのドラマである。

最近話題となっているのが、韓国映画がグラミー賞を受賞したことである。外国映画がグラミー賞そのものを受賞したのは初めてということだ。この映画自体はまだ見たことはないのだが、この話を聞いて少しも驚かなかった。韓国ドラマではつまらない家庭劇のようなものでもよくできているものが多い。映像表現の水準が高いことの印であり、そんな状況の中から出てきた成果だと言えるだろう。

英国ドラマの方はどうだろうか。最近で気に入っているのは、刑事フォイルである。原題は違うのだが、第二次世界大戦下でのイギリスの田舎が舞台であり、派手さはないが、雰囲気のあるドラマでありそこが好きなところでもある。

これまでドラマの脚本家という存在についてはそれほど興味がなかったのだが、この刑事ドラマの脚本家が推理小説も書いていることを知って、早速読んでみることにした。その脚本家とはアンソニー・ホロビッツである。すでに2冊は読んで今読んでいるのは3冊目。

このことからもわかるように、自分としては気に入った推理作家ということになる。ではこの作家の作品のどこに魅力を感じているのだろうか。全作品を読んだわけではないが、ここまでの読書体験からその魅力を語ってみたいと思う。

→次回に続く