僕が小説を読まなくなった理由

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長らく小説を読むことをやめていた。理由は色々とあるのだが、長くなるので、ここで話すことはしない。何れにしても長い期間だ。20年以上とはなるだろう。そんな中断していた小説読みであるが、あるきっかけで再度読むことになった。幸いに図書館が近くにあったので、毎週5、6冊借りて、読んでいた。多分年間にすれば5、60冊程度にはなったはずである。ところがその再開した小説読みであるが、ここに来て全く読まなくなった。

自分には小説は結局のところ必要のない産物である。結論である。乱暴な話ではあるが、正直な気持ちである。そう思ったきっかけはある。それは村上春樹氏の小説である「騎士団長殺し」を読んで感じたことである。

もちろんここで村上春樹氏批判を展開するつもりは毛頭ない。仮にそんな批判を展開してもそれがなんの役に立つのだろうか。それよりもなぜ自分がこの本をきっかけとして小説全体が縁遠くなったのかを、考察したい。

小説は架空の話なので価値がない、という話でないことは勿論である。現実現実と口やかましい人が多いが、客観的な意味での現実は存在しない。それぞれの人で現実は物語的に解釈されているのである。であるから対象物が現実のものであろうと架空のものであろうと、質的な違いはない。そして多分ここに小説の存在意義というものがあるのだろう。

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