米国産牛肉の安全性について

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この前の米国大統領の来日では重要なことが話し合われたのに違いないのに、その内容も発表されず、ただただお祭り騒ぎ的な報道ばかりでした。まあその話し合いの内容は予想できますが、米国の農産物特に牛肉に対しての市場開放を日本に強制するものでしょう。

外国からの農産物輸入に関しては、こちら側の論理を振りかざしても結局のところは水掛け論的な話になってしまいます。考え方として有効なのは、相手国の人々が自国の農産物に関してどのように考えているのかを知ることです。特に生産者ではなくその生産物を自国で消費している人々の意見などです。

最近興味深いというか怖いニュースがありましたので、今回の記事ではこのニュースの内容をご紹介したいと思います。そのニュースとは肉食と寿命との関係調査です。

そんなに長くは生きたくはないが、しかし早死にだけは避けたい。大方の人が思っていることではないでしょうか。長生きや早死にそれぞれの年齢については、人それぞれで違いはあるでしょうが。

長生きに関しては色々な要素があるので難しいですが、早死に関しては、生活習慣に気をつけることで、防止が可能だとされています。特に食生活。その食生活と寿命についての米国での調査が発表され、多くの医療関係者の注目を集めています。まずはこの調査を概略を示しておきます。

調査期間は1986年〜2010年。調査対象は、女性が54000人、男性が27000人。それぞれの人が毎日の食事内容を4年間記録するものである。そして調査後8年間以内での参加者の生活状況の変化をデータ分析するものです。この調査で判明したことは、

・加工肉を食べる量を増やした人の死亡率は13%アップ
・通常肉を食べる量を増やした人の死亡率は9%アップ

このような調査結果です。かなりショッキングな結果となりましたが、ただ注意して欲しいのは、この調査の中身であり、この調査がそのまま一般化できる訳ではありません。この調査と課題点としては以下のことが挙げられます。

・自己申告調査である
・参加メンバーは医療関係者である→もっと多様な社会層の調査も必要
・肉食と死亡率アップとの明確な因果関係が証明された訳ではない

以上のような不備があるにしても、この調査結果はかなりショッキングなものであることには違いありません。特に私が注目したいのは、加工肉での死亡率アップという事実です。先にも書きましたように、米国産牛肉の輸入が米国からの圧力で増えることは間違いないでしょう。それでも通常肉の場合ならば、原産地表記により私たちは問題となっている国からの肉と判断できる訳です。買わない自由はこちら側にあるのです。問題となるのは、加工肉の場合。私たちが知らないで購入して食べてしまうことが多いのでは。

上記のことよりもさらにショッキングな事実があります。米国以外の国々では、肉食と早死との関係が見出されないこと。これは米国の教授自身が発言していることであり、その理由は、米国では例えば牛を育てる際には、ホルモン剤や抗生物質を多様しているからではないか、ということです。

これはかなり重大な発言だと言えることです。食べ物の影響というのは、すぐに現れるものではなく、また同時に現れた時にはすでに手遅れの場合が多いのです。

さて皆さんは、どうするのでしょうか。

*上記記事はCNNの記事を参考としました。https://edition.cnn.com/2019/06/12/health/red-meat-mortality-risk-study/index.html

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