練馬図書館散歩:大泉図書館

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図書館にある新着書のコーナーは、好きな場所の一つです。そのコーナーにある本を借りることはほとんどありませんが、今時の本の流行的なことを知ることができるから。地域柄もあるでしょうが、近所の図書館にある新着書コーナーでは、やはり健康ものが多いようです。そのような健康ものの中でも目立つのが、歩くことと健康に関してのものです。

これまでの仕事環境から大きく変わったときに、私自身が感じたことは、人は意識しないでいると、どんどんと歩かなくなることです。そして次第に足腰が弱ってきてしまい、今度は歩こうにも歩けなくなってしまいます。ですから、歩くことを基本として健康生活を提唱する本が多くなるのは、悪いことではないと思います。

ただ歩くことが難しいのは、続けることが難しいところにあります。一ヶ月も散歩を続ければ近所の大概の場所は見飽きたものになってしまいます。何よりも散歩あるいは歩くことの効果は、すぐに実感できないもの。それ相当の時間が経過してから、そう言えば近頃は体が軽く感じるなど、振り返って自覚するものです。その効果を今か今かと期待していると、その期待は裏切られることになります。

これは私の経験なのですが、ですから歩くことあるいは散歩になんらかの目的を持たせることが、長く続けてその効果を実感するためには、必要なことです。その目的はそれぞれの好きでなんでもよく、また散歩ごとに変えても一向に構わないわけです。

私の場合は主に2つを目的にしています。一つは本業である絵画を描くための取材的なもの。もう一つは練馬区立の図書館巡りです。これはすでにたの記事でも書いていることですが、以前は区立の図書館だから所蔵している本はそれほど違わないのでは、と思っていました。偶然、これまでいったことのない図書館でわかったことは、それぞれの図書館の蔵書の種類も数も大きく異なることでした。

ネットの予約システムを使えば、理論上は練馬区立図書館全部の本を近くの図書館で借りることは可能です。しかし本というものは、現物が大事なものであり、また現物を手にしてみる楽しみもあります。例えば装丁デザインなど。デザインの感じには紙の質も大事であり、ネット情報ではわからないこと。そして何よりも大事なのは、図書館の書架を眺めていて、思わぬ本が目に入るという発見です。

ということで、本日の散歩の目的は大泉図書館にしました。まずグーグルマップで大まかな道順を確認。決められた目的地に決められた道順でというのも面白みがないので、大体の方向感覚だけを知るだけで十分です。どのくらいの時間が必要かは、色々と歩いているので、目分量で大概は間違いはありません。

今住んでいるところから、まずは大泉学園と保谷を結ぶ道路方面に出発。最近靴をかえたばかりなので、多少歩く際に不具合を感じての歩きとなりました。途中で新座方面への道路に切り替え、その次の十字路を右に曲がって、大泉図書館へ進むことになります。

自分ながら呑気なもので、今日が休日だとは知りませんでした。いやに車が多い道だなと思ったのは、金曜日も休みにして中型連休で遠出をする人が多かったからでしょう。車が多い通りは好きではないので、途中で左折して住宅街の道を歩くことにしました。

練馬区を歩いていてありがたいと思うことは、いたるところに憩いの森があるところです。大きな木が育っている場所で、ちょっとしたベンチも置かれて一休みできるようになっています。大きな木があるということで、前に知らなくても、遠くからその存在を確認することができます。歩いて少し疲れたのと、木を主題とした絵画作品を作ろうと計画しているので、目についてその憩いの森に途中で寄り道することになりました。

この森からしばらく歩いて行くと、そこが大泉図書館です。大泉学園は作家藤沢周平氏が晩年まで活動していた地域であり、この図書館には藤沢周平氏の全作品が揃えられていることでも有名です。

今回はちょっとのぞいてみようぐらいで考えていましたので、本を借りる予定はありませんでした。ところが書架に最近読んでいる大江健三郎氏のコーナーがありましたので、表紙の絵につられて、いくつかの本を借りてしまいました。どのような本かは、読み終わってから、記事として報告する予定です。

帰りは有名な大泉学園の桜並木を歩いて帰ろうと思っていましたが、意外と疲れがひどく、バスで駅前に行くことにしました。大泉学園の便利なところは、とにかくバスの本数が多いこと。バス停でちょっと待っていたらすぐにバスがきたので、乗車。駅前で降りてあとはまた歩いて家に帰ってきました。

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