ネット検索力で人生が決まるとしたら

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ある日の午後、打ち合わせの時間より早く到着してしまいましたので、数寄屋橋のスクランブル交差点が見える喫茶店で、時間を潰していました。交差点を行き交う人々を漠然と眺めていたところ、ある考えが急に頭に浮かんできました。これらの人々がどのような思考方法をしているのか、誰一人自分にはわかることができない、そんなことです。

ネットが登場する以前はそんなことはありませんでした。誰もが同じような新聞を読みまた同じようなテレビ番組を見ている状況では、多少の違いは別にして、ほとんどの人の考え方は理解できる範疇でした。違いがあるとすれば、多少の能力差ぐらいなものでしょう。

今はどうかは知りませんが、一時期フジテレビの不調が世間を賑わしていましたね。主力となるテレビドラマが視聴率10%以下になったとかどうだかと。この数字を単純に理解すれば、私としては不調どころか奇跡的に高い数字だと思いました。今時、10人のうちの一人が同じドラマを見ているなど、私の実感とは相当離れたものです。まあ、視聴率という数字も労働統計みたいなもので、実は客観性が無いのかもしれません。精々、テレビ局それぞれの比較数値として役立つだけかとも。

物理的には同じ場所に居ても(例えば電車の席など)それぞれの人の頭は全く別のところにあるのが現在。新聞やテレビなどの共通の情報源が消滅したところでは、人の生き方(人生)も多様となり、それぞれで生き抜く力を育てていく必要があるわけです。決められた道をどれだけ早く走るかなどは昔のゲームのルール。どんな道を見つけるかが、これからのゲームのルールなのです。

ではどのような方法で自分にとって最適な道を見つけたら良いのでしょうか。学校などでは、絶対に教えてはくれないしまた教えられないので、他を頼ることは不可能です。そこで検索力が重要となって来るわけです。

私の経験を少しだけここでお話ししようと思います。自慢話めいていますが、勿論のことそんな意図はありません。あくまでも参考になるかもしれない体験談です。

パワーポイントのプレゼン資料的なものを作るという話である企業に打ち合わせに行ったのですが、実はICカードを使ってベルトコンベアを制御するアプリケーションを作って欲しいということでした。勿論びっくりしたのですが、別段断ることもなく、その仕事を引き受けました。プログラミング言語はすでに習得していましたが、実際のアプリケーションを作るには、プログラミング言語を知っているだけではダメです。コンピュータ上で実際に昨日するソフトを作るには、それ以外に沢山のことを経験しておく必要があり、その時には、この経験がはっきり言えば皆無だったわけです。

ではなぜ引き受けたのか。決して無責任からではありません。今は知らなくても、多分2、3日のうちには知ることができるという自信があったからです。その自信とはすなわち検索力なのです。確かにネット上にはクズみたいな情報は多いですが、的確な検索力を持っていれば、それ以前の時代と比べようもなく素早く的確かつ実用的な知識を得ることができるのです。そして予想した通り、そのアプリケーションは見事に完成しました。自分でもびっくりしたことですが、ネットからの情報だけでもこれだけのことができるのだと。

この検索力というものは、どのようにしたら手に入れることができるのでしょうか。機会があれば、検索力を強化する方法についてお話ししたいものです。