ニューヨークタイムズの成功は?

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最近、ニューヨークタイムズ電子版の購読者数が飛躍的に伸びているという情報をネットなどでよく見かけるようになりました。興味があったので、その成功の要因をネットで探ってみましたが、残念ながら役立ちそうな情報もありませんでした。そこで自分自身でその成功の要因をサイトをみながら探ってみました。以下は、その際のレポートとなります。

当然の話ではありますが、有料のサービスを使用する場合は、提供されるサービスにそれなりの価値がなければ意味がありません。またその料金もそのサービスに見合ったものが必要となります。
逆の例としてちょうどわかりやすいのは、国営テレビ局などです。こちらは料金は強制的なので、どうでも良い内容の番組ばかりとなっています。まあこれはビジネスでもなく税金でもなくよくわからないものです。

話が横道に行ってしまったようです。本題に戻りましょう。ニューヨークタイムズ電子版はお金を払ってまで利用する価値があるかどうかですね。

私の個人的な考えですが、価値を判断するには、日本の新聞サイトと比較すると良いと思っています。正直なところ日本の新聞サイトでも定期購読的なサービスがありますが、私としてはこのサービスを使うつもりは現時点ではありません。何故か。事件や政治的な話ばかりが目立っていて、そのような情報はテレビでもやっていることだからです。

もう一つの課題点です。広告の扱いです。媒体としてはそれだけでは経営が難しいので広告が必要となります。広告主としてもせっかく新しい製品を開発したとしても、その情報を広く広める手段がなければ困ったことになってしまいます。新聞媒体と広告主の関係は必然ではありますが、問題となるのはその広告の扱い方です。

子供の頃、学校で習ったことですが、新聞はニュースを表面的に伝えるだけではなく、深く解説するところに価値があると教えられました。人生の経験を積んでくるとわかりますが、テレビ時代となって、その危機感から新聞社サイドが政府あたりにアプローチしたのでしょう。だからこのような話が教育に組み込まれたわけです。数学の公式のような客観的な事実から、というものではありません。

まあそれは良いでしょう。事実としてそうなっているのであれば。しかし電子版の誌面構成をみている限りは、そのようには感じません。事件や事故のタイトルばかりが目立って、あるかもしれませんが、新聞社サイドの深読みあるいは解説部分を見つけることが難しいのです。

どうしてこのようになるか。理由ははっきりしています。先に書きましたように、広告の扱い方にニューヨークタイムズと日本の新聞社サイトでは明白な違いがあります。確かにニューヨークタイムズでも広告の扱いは大きいですが、しかし記事と広告表示の場所ははっきりと区切られており、広告に関心がない人は、記事に集中することができます。一方の日本の新聞社サイトでは広告と記事の区別がはっきりとしていません。

結局、誰のための新聞なのか。細かい技術的なところには関係なく、ここのところがニューヨークタイムズ電子版が成功した理由だと、理解できたわけです。

 

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